2011年02月16日
ニュージーランド(TPP加盟国)が景気後退の可能性
NZ経済、第4四半期にリセッション入りした可能性
リセッションなんて横文字使うから分かりにくいんだよなぁ(苦笑)
ニュージーランドの民間銀行ナショナル・バンク・オブ・ニュージーランド(NBNZ)が16日に公表した地域経済動向調査によると、昨年第4・四半期(10―12月期)のニュージーランドの経済活動は0.2%縮小した。
前期も0.2%の縮小で、第4・四半期に同国が再度景気後退(リセッション)に入ったとみられている。
住宅市場の低迷、失業率の上昇、小売売上高の減少、消費者の債務返済への注力が経済を圧迫した。
リセッションなんて横文字使うから分かりにくいんだよなぁ(苦笑)
経済を圧迫する原因を見ると、まぁ確かにそうなりますわなっていうものが並びますね。
消費者が債務返済へ注力するということは、その分消費に回すお金が減るということ。だから小売も減るし、住宅も売れない、企業が業務縮小してその煽りで失業者が増える。以下繰り返し。
ニュージーランドはTPP現加盟国なんですけど、日本では「TPPで景気回復!バスに乗り遅れるな!」なんて盛んに煽られてますが、既に加盟しているニュージーランドが何でこうなってるんでしょうね?
ぜひ、理由を知りたいものです。
ニュージーランドはTPP現加盟国4つの内一番経済的に見ると裕福であるんですね。
だから国内経済を守っていた障壁をTPPで取り払ってしまった結果、他の国から狙われてしまった。
リセッションの原因は、ひょっとしたらこれの影響も大きいかも知れません。データが無いんで結論付けられませんが。
しかし、ニュージーランドが今置かれている状況は、日本もきっちり調べないといけないと思います。
ニュージーランドよりはるかに経済規模の大きい日本が、もしTPPに加盟したら・・・。
そもそもTPPというのは、貧困国が経済大国(アメリカや日本、EUなど)へのプレゼンスを上げていこうとスクラムを組んだものです。
もともとはアメリカや日本のような経済大国が加盟することなんて想定してなかったはず。
しきりに反対派はアメリカを意識した言動を繰り返しますが、では、アメリカが加盟しなければ日本はTPPに加盟しても大丈夫なのか?
状況をきちんと把握して、どうすれば日本がよくなるかを考えていかないとね。
Posted by つくちゃん at 21:25│Comments(0)
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