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2010年05月15日

藤井厳喜参院選全国区出馬の裏で行われたこと

昨日より何度か書いた藤井厳喜先生の『たちあがれ日本』からの参院選全国区よりの出馬の経緯ですが、これまでは、先生の事務所と取引のある方の言葉、そして事務所に問い合わせて聞いたことでしたが・・・。

先生を応援、サポートしている日本情報分析局のFumiHawkさんが、先生に一体何が起こったのかを、先生の許可を得て、ツイッターに書いてくれました。
FumiHawkさんが藤井先生を応援する理由は、こちらを見れば分かっていただけると思います。以前ここでも紹介しましたが。

ある日本男児の憂いと決意 -藤井厳喜の覚悟

では、本題です。既にそれらをTogetterで纏めてくれた方がおりますので、そちらのリンクも貼ります。

藤井厳喜先生の参院選出馬に関する話

さてやっと病院→怒濤の電話攻勢→来客の対応が終わったので、藤井厳喜先生の件について書いてみる。ただ、感情的にいろいろ複雑な部分があるので、書ける範囲で事実関係を淡々と書くつもり。先生には「知ってる事は書きますからね」と断ってある。(続く)

先にお断りしておくと、平沼氏側の対応は(一部勘違い等あったものの)普通に段取りを踏んだ手順で話を進めており、その後の対応も協力的で、責められる点はない。藤井先生は宮崎から帰ってきたら勝手に話が進んでいただけで、その点において大変気の毒(続く)

時系列で言うと「平沼氏から藤井先生へ公認要請の連絡したが、宮崎入りしててそれどころじゃなかった」→「水島さんが藤井陣営と思った平沼氏側関係者が水島氏に電話」→「水島氏が勝手に“藤井は受諾した”と回答し段取り進め、周囲に吹聴」→「宮崎から戻った先生、極めて断りにくい状況」(続く)

最終的な決断は藤井先生自ら下したとはいえ、事実上選択の余地がない状態だと言うことが最初の問題。藤井先生と話した時、ご自身の口から「普通に要請を受けて、普通に決断したかった」と仰ってました。せめて鳩撃ちが終わるまで時間が欲しかったと。(続く)

実際、平沼氏側はその辺を考慮してくれており、公式発表をずらす協力までしてくれている。紳士的で大人の対応だと思う。一方、水島氏は5/13の独占スクープ放送にこだわり続け、藤井先生側がなんとか説得したものの、翌14日の放送を回避できなかった。(続く)

そして第2の問題。2月の日比谷で立候補表明したのは水島氏が全面的バックアップを確約したから。しかし、現在に至るまで「供託金はおろか選挙資金の1円すら藤井先生に届いていない」状態。にもかかわらず、ネコもふ会等独自活動に激しく文句を言って潰しにかかる(続く)

4月20日の藤井先生応援パーティーに至っては、集客も含め全て水島氏が仕切ったにもかかわらず人が集められず「資金集めのパーティーで赤字を出す」有様。さらにその赤字を藤井先生に付け回し、その数日後にはパーティーでの演説がなってない等衆目の前で怒鳴りつける(続く)

5月3日のBBQパーティーは全日明けてあったにもかかわらず、踏み絵だ等と言ってBBQ終了後の夜に無理矢理街宣スケジュールをねじ込む等が続いていた。金は出さずに自分のメンツと思惑を藤井先生に押しつけていた。後援会事務所など3月初旬には開設するはずだったが未だ未開説(続く)

つまり、宮崎入りも含めこれまでの藤井先生の活動は全て「藤井先生の自腹」だったと言うこと。そして供託金すら準備できない水島氏にとって、平沼氏側からの申し出は自分のメンツを保った状態で金を出さずに済む、渡りに船の状況だったと言える。(続く)

仮に水島氏の意図が別の所にあったとしても、水島氏が選挙に必要な資金を集められない状況で、本人の承諾も得ずに受諾したと勝手に回答し、あまつさえ公式発表前にその事を周囲に流す行為は、『藤井先生を売った』と指摘されても致し方ないと思う。(続く)

ちなみにチャンネル桜のレギュラー番組での藤井先生のギャラは1回5千円。この事から見ても、水島氏に現在資金的余裕がそれほどあるとは思えないので、この点から言えば選挙資金が出てこないのはわかる。ただ、早期に寄付を募らなかったのが疑問(続く)

個人的な気持ちを言えば「普通に要請があって、普通に受けて、鳩撃ちが終わったら公表だったらどんなに良かったか」と思う。正規のルートならそれは可能だったし、各所での軋轢も少なかったはず。ウチの手を握り涙を流して「君には大変申し訳ない」と頭を下げる先生は見たくなかった(続く)

これが、木曜日の夜に藤井先生と打ち合わせした時の話も含めて、ウチが知り得る情報のなかで現時点で公開できる事実。昨日の放送での先生の顔を見ると涙が出る。ご自身の下した選択の是非はともかく、笑顔で発表できる環境にならなかったことが本当に悲しい


※その後のツィートで、鳩撃ちは何が何でも完遂するとの約束を頂いているので大丈夫だとありました。
ただ、鳩撃ちの性質上、一つの政治的勢力の一員となってしまった先生の手は離れてしまうでしょうが・・・。最後まで、先生と一緒にやっていきたかっただけに、非常に残念で、悔しくてなりません。


改めて言いますが、このツィートは先生の許可を得て行われております。涙を流しならが謝罪する藤井先生の姿をHumiFawkさんがどのような思いで受け止めたのか。心中を察すると、また、涙が溢れます。。。

そして、『保守』『愛国』と嘯きながら、己の面子と思惑のために先生を振り回し、その無私の心を踏みにじった、水島総を、絶対に許さない。



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Posted by つくちゃん at 20:44│Comments(4)政経、時事ネタ
この記事へのコメント
当事者として深く関わっているといろいろなことで許せないとか 糾弾したい心情になるのだとは理解しますが こういう暴露は決して保守のためにならないです。
私のような外部が突然見ると とても嫌な気持ちがしてどちらに理があっても 非常にまずいことをしていると映ります。

人が集まってやることには不備と思惑違いがあるもので 特にチャンネル桜では資金など調達できないと始めから思っていました。保守運動の弱さは 資金が無いことです。藤井さんはどうされるのかなとずと心配していました。
桜に資金が無いのはみんな承知のことではないですか。
お金が出てきたら驚くってくらいにみんなの理解が徹底しています。

やはり資金のことも含めて両者がきっちりプライベートで話すべきで 個人的なお付き合いのない私には こういうごたごたを外に漏らす許可を出す藤井さんは 私はもうこれだけで政治家として頼む気持ちが萎えます。

まるで中学生のいざこざのように稚拙です。たとえ100% おっしゃることが真実だったとしても こんな内輪の話をしてもいいよと言うなんて。自分を慕っている人が暴走するのを食い止めてこそ政治家を志す人の腹だと思うのです。
それにもう我慢できないとか 涙が止まらないとか それを暴露して何か良くなるんでしょうか。私のように藤井さんを応援している者ですら これを見たばかりにもう嫌だと思ってしまいますよ。では逆に そうなのかと水島さんを一緒に糾弾したら藤井さんが何か益するのでしょうか。みんなが泥にまみれて名前が傷つくだけですよね。こんな裏話は誰のためにもなりませんから以降慎まれるのが理性かと思います。
Posted by yaegaki-hime at 2010年05月26日 23:53
ご気分を害してしまったのは申し訳なく思います。

しかし、今回の件は、「保守」だとか「リベラル」だとか、それ以前の問題。己の面子のために勝手に仲間を売る、人としての道を踏み外した行為だと思っています。
人一人のこれまで築き上げてきた信頼やこれからの人生をムチャクチャにしておいて、何が保守ですか?何を保守するんですか?面子を「保守」するのが保守のお仕事ですか?
水島が膝つき合わせて話し合い分かり合えるような人物であれば、14日のあのような放送などなかったでしょう。少なくとも、平沼さんのように発表までの時間の猶予を与えてくれたならば、こういうことにはならなかった。
ケンブリッジ・フォーキャストと取引のある方々、神奈川から無所属で出馬すると、千葉景子を倒すために出馬するということで応援されていた方々、そして、先生の無私の心を信じて思いを託した宮崎の方々へ、事情を説明する時間も与えなかった。(こういう方たちには、絶対に後から言ってはダメです。公にする前にしっかりと話し合って理解頂かなければ。)
お金の件だって、無ければ無いで「申し訳ない」と一言頭を下げていれば。それすらせず、金も出さずに口だけは出して先生の活動を妨害する。

仰るように暴露をせずに内々にこのことを閉まっておいたら、何か良くなったんでしょうか?
信頼関係を壊され人生を狂わされ、水島教に利用され続けて、結局先生の名前はさらに傷つけられたのではないでしょうか?
「保守」という言葉が求心力を失っていく中、それでも従来の街宣やデモなどの自己満足の活動を繰り返す原理主義者たちに、先生が利用され続けて終わってしまうのは、余りにも勿体無い。

暴露と言う手段は褒められたものではないとは思います。許さないとは言いましたが、今後ここで桜を糾弾するつもりはありません。というか、名前すら出したくない。桜の今後は成り行きに任せます。判断は、視聴者が下すでしょうから。
ご気分を害してしまったことについては、重ねてお詫びします。申し訳ありません。
Posted by つくちゃんつくちゃん at 2010年05月27日 01:45
成る程・・・
これが事実だとしたら酷い話です

ちょっとびっくりもしましたが教えてくれてありがとう
Posted by お姉 at 2014年01月16日 18:33
田母神さんの件で水島氏の人としての在り方に大きな疑問符が付きましたが、それ以前に藤井さんにもこのようなことがあったのですね。事実としてこのような情報を発信していただき感謝いたします。
Posted by 日本大好き at 2018年01月07日 22:55
 
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