本日総選挙投票日
選挙に行かない君へ
さて、ここで昨日から寄せられたみなさんの意見に戻ってみましょう。まず、みなさんの声でいちばん多かったのは、「だれに入れたって同じ」「結局は何も変わらない」。たしかに、これまでの経験を振りかえると、そうした考えになってしまいますよね。期待しては裏切られ、また期待しては裏切られ――の繰り返し。でも、本当に「だれに入れても同じ」なのでしょうか。
たとえば、上でも述べたように、他国の言いなりにならぬよう、憲法を改正して、戦争ができる国にしようと考えている政党があります。同時に、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう、憲法を変えてはならないと主張する政党もあります。これが、「同じ」と言えるでしょうか。憲法についてだけでなく、ほかの政策においても、各党によって大きな「ちがい」があります。
みなさんは、政権が代わることで、「がらっと世の中が良くなる」と妄信してはいないでしょうか。だから、そこまで大きな変化が感じられないと、「ほら、やっぱり何も変わらない」となる。でも、きちんと評価してみれば、変わった点だってある。今回、自民党から民主党に政権が移ったことで変わったこと、いくつもあるんですよ!
徐々に上っているとはいえ、まだまだ若年層の投票率は低いです。
老人、団塊世代とは雲泥の差です。
政治家だって選挙で当選しなければ、自分の考える政策の実現なんて出来ないわけですから、必ず投票してくれるそういう世代に顔を向けてアピールするのは当然と言えるでしょう。
そして、非常に残念なことですが、「若い者は選挙になんかいかないもの」という認識が当たり前のようになってしまい、例えば不在者投票に行った若い人が「あんたみたいな人も来るなんてねぇ」みたいなことを選管に思われてしまう、そんなこともあるようです。
実は、ワシはデルフィンさんが和泉市議会選挙に出馬した際に、微力ながらお手伝いしました。
その時に選挙事務所に詰めて感じたのが、非常にお年寄りの方の協力者が多かった。
プロレスを通じて知り合った若い方、大学生などもいましたが、それでも3分の1ぐらいで後はお年寄り。
そういったお年寄りと、顔の見えない、ネットなどで不平を言うだけの若い層と、どっちを向いて政治をすると思いますか?
まずは投票、そして投票率を上げて、「俺たちを無視したら当選できないぜ?」という無言の圧力をかけられるようになりましょう。
劇的に変化する、そういうことはまず起こらない政治ですが(政権交代で、分かる人にはもう絶望するぐらいの変化はありましたが)、一つ一つの積み重ねで必ずそれは徐々に表に出てきます。
だから、まずは投票に行きましょう。
関連記事